あぁ・・・今日も、大変だった。
生徒が盛り上がりすぎて、落ち着かせるのが大変でした。
僕は、とある小さな塾で 中学2年生に「理科」を教えています。
公立の中学2年生というと、
はじめて「元素記号」というものに触れるタイミング。
今年から僕は、実験的な試みとして
「元素カード」という物を作り、授業に導入してみました。
ところが・・・
僕の予想外に、生徒にとても喜ばれていて びっくりしています。
- 「先生、今日は元素カードやらないの!?」
- 「こんなプリントはいいから、元素カードやろうよ!!」
生徒達が、「やりたい、やりたい」と
毎回リクエストしてきて 困っているくらいなのです。
(他の単元の授業もしたいのに・・・(^ ^;))
従来は「元素周期表」というと、
「1人で気合いで暗記しなきゃならない」
というイメージなんですが
こうやって、集団で ワイワイ、教え合いながら覚えていくと、
暗記嫌いの子供でも 抵抗感なく入っていけるようです。
どういうルールかというと、
机の上にばらばらに置いたカードを、順々に開けていき
ペアのカードを「取りっこ」するという遊びです。
「元素記号しか書いてないカード」と
「元素名しか書いてないカード」
が存在する。
カードを取るためには、
「元素記号」と「元素名」でペアを作らないといけない。
(困ったら周期表を見てもいいし、人に聞いてもいい。)
こうすることで、
元素記号と元素名を把握しなければカードを取れないので、
なかば強制的に元素記号を暗記することになる。
・・・という遊びです。
なぜ元素カードを作ったかというと、
実は、一般にも市販の「元素カード」
というものを購入してみたんですが、
どれを見ても
「元素名と元素記号が 同じカードに書いてある」
んですね。(苦笑)
元素記号と元素名が同じカードに書いてあったら、
「暗記トレーニングにならないじゃん!」
・・・と、不満に思っていたのです。
(これでは、ただのトランプ遊びしかできないので。)
だから、教材として自分で作ってみたのでした。
カード自体の作り方は 至って簡単です。
ご家庭でも、簡単に導入できると思います。
シンプル元素カードの作り方・遊び方を、
<こちらのページ>で紹介することにしました。↓ ↓ ↓ ↓
ただし、
「クラスメイトと教え合いながらやる」
…という環境は、
家庭で再現するのはちょっと難しいですね。
(兄弟でやるなら良いかも)
いわゆる「個別指導塾」だったり「家庭教師」でも、
なかなか環境を再現するのは難しいと思います。
(先生と1対1でやることになる・・?)
こうしたグループワークを出来る点が、
少人数クラス制の塾の、良い点なのかもしれません。
互いに刺激し合いながら、良い影響を与えながら切磋琢磨するのが、
「グループワーク」の醍醐味です。