今日(2012/2/1)から明日にかけて、関東はかなり寒くなるようですね。
東北や北陸といった日本海側は大雪の可能性があるそうです。
今朝のテレビのお天気ニュースで「冬型の気圧配置」といっていましたが、
それっていったい何なの?という話をします。
これも実は、中学の理科の教科書に載ってる内容なんですね。
冬型=『西高東低』
という言葉だけチェックして下さい。
これは、
「西は高気圧、東は低気圧」
という意味なんです。
ちなみに高気圧と低気圧の違いは 知っていますか?
・高気圧=空気の満員電車
・低気圧=空気のスカスカ電車
と思って下さい。
さぁ、ということは、西高東低になるとどうなるのか?
日本列島から見ると、
西には、空気の満員電車があります。
東には、スカスカな電車があります。
できるだけ空いてる方に移りたいですよね?
空気は、ギュウギュウ詰めの側から、スカスカな側へ、移動したいのです。
だから、
西⇒東に、
すごい勢いで空気が移動します。
これが、「風」なんです。
今日の関東は、ものすごい乾いた風が吹いています。
ちなみに、冬に 西のほうで発達する高気圧を
「シベリア気団」と呼びます。
シベリアからの冷た~い空気が、日本を横断するわけですね。
そのときに、日本海側では、激しく雪を降らせることがあります。
日本列島は、真ん中にちょうど大きい山脈があるので、
山を挟んで西(日本海側)で雪が降ります。
その後、水分を失った乾いた空気が、
東(太平洋側)に吹いてきます。
という事で、僕らの住んでいる関東地方では、
あまり雪は降らないんですが、
乾いたつめたい風が吹き付けてきます。
ちょっと難しいですが、
「サイエンスチャンネル」で、良い映像解説があります。
空を見上げよう~気象にまつわる科学と技術~
(5)日本の四季 その2
http://sc-smn.jst.go.jp/8/bangumi.asp?i_series_code=B070513&i_renban_code=005