図2
当塾の中学3年生も、入試を受けていることでしょう。
受験生の成功を祈ります。

(僕が「頑張ってください」と言わずとも、
彼らはベストを尽くすだけの精神的な準備をできていると思いますが。)

理科を担当させていただいている僕から言えることですが、

「付け焼刃では 通用しない局面」

という物を、
この受検を通して、学生さんが体験する機会だと考えています。

勉学以外でも、そういった局面は
社会に出たらたくさん経験すると思います。

神奈川県の高校入試は、
理科といえども 思考力や読解力、考察力を要します。

用語を丸暗記をしただけでは、
なかなか解けないようになっています。

直前に用語を詰め込んだり、テクニックを覚えただけでは、
なかなか答えられないようになっているんですね。

たとえ答えられるだけの知識を持っている子でも、
問題文を理解できずに 別のことを回答してしまったりします。

または、
実験結果をグラフや表から読み取ったり、長い文章から必要な情報を選別する
…といった能力を要します。

極論、
「問題文に、すでに答えが書いてある」
という場合もあります。

案外、
理数系の計算が得意な人よりも、読解力がある人の方が
解けてしまう問題もあります。

「知識」を持ってようやくスタートラインに立ち、

そこから先の
「知恵」を発揮しなければならない類の試験です。

そういう意味では、
僕ら講師側も、まだまだ改善の余地があります。

普段から、
彼ら学生の興味・関心を刺激して
「知識」を広げてもらいながら、

さらに
「知恵」を発揮してもらうためのトレーニングを
重ねるような授業を、いかに濃く行えるかという事です。

受験生の成功を祈ります。